皆さんは日ごろからよく噛んで食べていますか?
「よく噛んで食べましょう」
子どもの頃から何度も言われたこの言葉。
大人になってから忘れてはいませんか?
子どものうちからよく噛んで食べる習慣をつけておくことがとても大切です!
今回はそんな噛むことの大切さをご紹介します!
子どもがよく噛むことのメリット
1. 食べすぎ防止効果
よく噛むと満腹中枢が刺激され、食欲を抑制します。
その為、適量でもお腹いっぱいになったと感じやすいのです。
早食いの方は満腹中枢が刺激される前に食べ過ぎてしまうので、肥満になりやすいというわけです。
2. 顎の成長を促す
特に発育期の顎の成長・発達を促します。
反対に言えば、食べ物をよく噛む習慣がないと、発達が不十分になってしまうということです。
顎を育てることは、歯並びをよくすることにも結び付きますので、よく噛むように心がけましょう!
3. 唾液がたくさん出る
噛む回数が増えると、唾液の分泌が増えてきます。
唾液の抗菌作用によって口の中の清掃効果が高まります。
むし歯、歯周病、口臭を予防する効果もあります。
顎の成長に!よく噛める子どものおやつ
カルシウム豊富『小魚アーモンド』
小魚のメリットはカルシウムが豊富に含まれていることです。
そして、しっかり噛む必要があるため、自然と顎の運動にもなります。
顎の運動もでき、カルシウムも摂れるので歯を強くしてくれるので一石二鳥ですね!
繊維たっぷりで抜群の噛みごたえ『ごぼう』
ごぼうは繊維質が多く含まれるので【直接清掃性食品】とも呼ばれています。
しっかり咀嚼して食べると良いでしょう。
噛むことにより、歯や粘膜の表面が清掃され、唾液の分泌促進やアゴの発達にもつながる食品です。
ごぼうを積極的に取り入れましょう♪
虫歯予防にも! 『キシリトールのグミ』
当院でも販売しているキシリトール100%のグミもおススメです!
グミは弾力があるので顎の発達に良いです。
市販のグミを食べるよりも砂糖不使用のキシリトールが100%入ったものを食べるように心がけましょう!
いつものレシピを工夫して噛む回数を増やそう
グラタンなどやわらかい食べ物には根菜を混ぜる
根菜は噛み応えがあり、早食い防止につながります。
特に秋から冬にかけての季節は、根菜類が旬を迎えますので是非食卓に出してみましょう!
根菜類はよく噛まないと飲み込めない食材なので自然と噛む回数も増えます。
煮物にはこんにゃくを入れる
こんにゃくは弾力のある食べ物ですよね。
根菜類と同様、良く噛まないと飲みこめない食べ物なので自然と噛む回数が増えるのでおススメです!
サラダに生野菜を入れる
ゆで野菜や、蒸し野菜は柔らかいので、良く噛まなくても飲みこめますよね。
野菜も生で食べると噛み応えのあるものが多いので、生野菜のサラダなどもおススメです。
また、通常の野菜サラダよりもスティック状に大きめに切ることで、噛む回数も増えます。
繊維に沿って切ったり、大きめに切ることで、噛む回数がUPしますよ♪
見直したい噛む力
大人が当たり前のように行っている「噛む行為」ですが、生活スタイルや環境の変化によって、上手にできない子どもが増えています。
噛むことは、綺麗な歯並びにつながりますし、他にもさまざまなプラスの作用が期待できます。
普段の生活を少しだけ見直すことで、お子さんの顎の成長を助けることができます。
親子で一緒になって、噛む力を鍛えましょう♪