「まごわやさしい」の食材一覧!注目される理由や取り入れ方を紹介

「まごわやさしい」とは

銀座キッズデンタルパーク 栄養コラム
みなさんは「まごわやさしい」という言葉を聞いたことがありますか?

この言葉は、和食の基本となる食材の頭文字をとった合言葉です。今回は、この「まごわやさしい」という言葉にはどんな意味があるのかを解説します。

歯や体の健康に必要とされる食材の頭文字

「まごわやさしい」とは、和食の基本となる食材の頭文字をとった言葉です。現代は海外からの食文化が入ってきたということもあり、食の欧米化が進み食生活も乱れがちな方が増えてきています。

コンビニやファストフード等、手軽に食べられるものが増えてきていることもあり、気がつかないうちに不規則な食習慣を送ってしまっているかもしれません。

「まごわやさしい」この7品目を毎日少しずつでも取り入れることで、自然と栄養バランスのよい食事ができあがりますよ。この機会に食生活を見直してみましょう♪

反対は「おかあさんはやすめ」

おかあさんはやすめ
「まごわやさしい」という言葉は聞いたことがある方も多いかもしれませんが、「おかあさんはやすめ」という言葉は聞いたことがあるでしょうか?

「おかあさんはやすめ」もある食材の頭文字をとった言葉になります。実は現代人の食生活は「おかあさんはやすめ」がメインになりやすい傾向と言われています。

「おかあさんはやすめ」とは、
お:オムライス
か:カレーライス
あ:アイスクリーム
さん:サンドイッチ
や:焼きそば
す:スパゲティ
め:目玉焼き、麺類

どれも子どもが喜ぶメニューです。比較的簡単に作れるためこのメニューを選びがちですが、食べ過ぎや栄養バランスが偏りやすい料理ともいわれています。これらは栄養バランスのとれている「まごわやさしい」の逆バージョンですね。高カロリーという点だけでなく、やわらかい料理が多いので、あまり噛まずに食べられるという問題もあります。

少しずつでもよいので「まごわやさしい」食材を取り入れて健康的な食生活を目指しましょう!

「まごわやさしい」はなぜよいの?

銀座キッズデンタルパーク 栄養コラム まごわやさしい
「まごわやさしい」は以下の食材から成り立っています。

ま:豆類
ご:ごまやナッツ類
わ:わかめ、海藻類
や:野菜類
さ:魚類
し:しいたけ、きのこ類
い:いも類

ここからは「まごわやさしい」はなぜ歯や健康によいと言われているのかを解説していきます。

たくさん噛む必要がある食材だから

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「まごわやさしい」の食材にはナッツやきのこ類、繊維の多い野菜が含まれますが、これらを食べるときはよく噛んで食べますよね。特にいも類は切り方を工夫することで、たくさん噛んで食べられる食材です。たくさん噛むことによって唾液の分泌が増え、唾液の抗菌作用によって口腔内の清掃効果が高まり、むし歯や歯周病になりにくくなります。

また、ゆっくりたくさん噛むことによって満腹感が得られ、肥満防止にもつながりますね。

カロリー、脂肪量過多になりにくいから

わかめや海藻類はカルシウムなどのミネラルが豊富なうえ、低カロリーです。満腹感も得られるのでダイエットや美容に関心がある人にもメリットがあります。また、キノコ類も低カロリーの食材になり、かさまし食材として使えるので、節約にもよいでしょう。

世界一の長寿国の日本人が昔から食べてきたものだから

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世界一の長寿国と言われている日本。その理由は食生活にあるのです。和食といって思い浮かぶものは何でしょうか?

梅干し、焼き魚、おにぎり、昆布の佃煮、納豆やみそ汁の大豆食品と低カロリーなものが多く、定食などのように1回の食事で色々な食材を取り入れてきました。日本食の特徴は脂肪分の少なさです。

和食には一汁三菜のスタイルがあり、それを取り入れることで炭水化物、たんぱく質、脂質を理想的なバランスでとることができ健康的な食生活が送れるのです。それにより病気になりにくい体を作れることから、世界一の長寿国になったと考えられます。日本人が普段から食べている和食にはそんな効果があったのですね。

※世界一の長寿国・・・外務省ホームページより。(日本の平均寿命が84.26で1位)

「まごわやさしい」食材の取り入れ方一覧

「まごわやさしい」の食材は体や歯にとてもよいいものだとわかったけれど、「どう取り入れるの?」「忙しいから難しい!」という働くママたちでも簡単に取り入れられる方法をご紹介します。

ま=豆、大豆

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大豆や豆を取り入れるといっても「どう取り入れればよいのかわからない」という方は多いかもしれません。豆が嫌いなお子様もいらっしゃるでしょうす。

簡単で美味しい食べ方の1つに、冷ややっこがあります。暑い時期にもってこいの日冷ややっこはお豆腐の上にちょい足しするだけで色んな味に七変化しますね。ネギとしょうがのチューブを乗せてお醤油をかけるだけで立派な副菜です。大人はキムチを乗せてもおいしいですね。

他には納豆やお味噌汁などがあります。筆者はよく冷凍枝豆を食べています。冷凍なら解凍してお皿に盛り付けるだけで、簡単に取り入れられて便利ですよ。

ご=ごま、ナッツなど

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ごまにはたんぱく質、脂質、ミネラルがたっぷり入っています。また、抗酸化作用があるので積極的に取り入れたい食材のひとつです。

例えば、ご飯やスープにごまを振りかけたり、胡麻和えやピーナッツ和えにしたりするのもよいでしょう。ごまは「すりおろす」ことで吸収力と風味がアップするので、「すりごま」がおすすめです。

わ=わかめやひじき、のりなどの海藻類

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海藻類にはミネラルはもちろん、カルシウムなどの食物繊維もたくさん入っています。低カロリーということもあるのでぜひ食事に取り入れてみてください。わかめスープや、「わかめおにぎり」に海苔を巻くのもよいでしょう。ひじき煮は保存がきくので作り置きにもってこいです♪

や=野菜類

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野菜にはミネラルや食物繊維が豊富に含まれています。緑黄色野菜、淡食野菜、根菜などいろいろな野菜を取り入れるのがよいです。

炒めたり、煮たり、茹でたり色々な食べ方がありますね。野菜は生で食べると栄養素が残りかつ食感が楽しめるメリットがありますが、火を通すと「かさ」が減りやわらかくなるため、たくさんの野菜を食べることができ、子どもの食事に取り入れやすいですよ。子どもが野菜をあまり食べない場合には、このように調理方法を工夫するとよいでしょう。

やわらかくした野菜で具沢山みそ汁にしたり、ハンバーグの中に混ぜて食べたりするのもおすすめですよ。

さ=魚類

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青魚に多く含まれるEPAやDHAは血液をサラサラにする効果があり、心筋梗塞や認証の予防に効果的と言われています。

また、ビタミンDやカルシウムも含まれているので健康な歯や骨作りにも適しています。

魚は焼くだけのものもスーパーで売られているので、そのまま塩焼きにしても良いですし、煮つけも美味しいですよね。

子どものおやつの時間に子魚を取り入れたり、ごはんに「しらす」を混ぜたりするだけでも簡単に摂取できるので試してみてください。

し=しいたけ、きのこ類

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きのこ類は食物繊維、ビタミン、ミネラルが豊富なので疲労回復効果があります。カロリーはとても低く、冷凍保存ができるので積極的に取り入れていきたい食材の1つです。また、葉酸を多く含んでいるので、妊娠、授乳中の女性は特に摂取を心がけたい食材と言えます。お味噌汁に入れても良いですし、炒め物にしても良いですね。

い=いも類

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いも類は食物繊維と炭水化物を多く含む食材です。じゃがいもや、さつまいも、里芋や長芋など多くの種類があります。いも類は腸内環境を整える作用が知られていますが、いも類に含まれるポリフェノールが動脈硬化やガン予防に効果的とも言われています。

ホクホクな芋類は子どもたちに人気ですので、ゆでたり、揚げたりして、おやつに取り入れてみてください。

「まごわやさしい」で元気いっぱいキッズ!

「まごわやさしい」の食材をご紹介しました。いきなり毎日の食事に取り入れるのは大変だと思いますので、まずはごまをご飯に振りかける、冷凍の枝豆を食事に取り入れるなど、できそうなことから少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。「まごわやさしい」の食材を取り入れて家族で健康的な食生活を目指しましょう!