「フッ素塗布」で虫歯予防

フッ素塗布
フッ素は、歯を構成する主成分・リン酸カルシウムと反応し、歯質の耐酸性を高め、再石灰化を助けるはたらきがある栄養素です。虫歯予防には、歯科医院でのフッ素塗布はもちろん、普段のおうちでのケアも大切になります。

銀座キッズデンタルパークのスターターパックには、フッ素塗布4回分が含まれます。スターターパックでは唾液検査をはじめ、フッ素塗布を受けていただくことで、フッ素塗布の意味を理解しながら、お子さまの口腔内の健康管理ができます。その場しのぎではなく、予防通院として長い目でお子さまの健康を守っていきましょう。

歯科医院でのフッ素塗布はむし歯予防の方法の中の1つで、お家でのケアも大切です。おひとりおひとりで違うむし歯になるリスクを把握し、歯の知識や、お口の中のケアの仕方をご提供いたします。

フッ素塗布にはどんな効果があるの?

・歯の再石灰化(溶けた歯をもとに戻す力)を強化します。
・ブラッシングで磨ききれなかった歯垢ががつくる酸の量を抑えます。
・歯の表面が歯垢がつくる酸で溶けにくくなるように歯の質を強化します。

生えたての乳歯や永久歯は、歯の質が弱くむし歯になりやすい状態です。乳歯が生えた時期からフッ素塗布を行うことで、より効果が期待できます。頻度は、1年に3~4回が理想的です。

フッ素塗布を定期的に続けるだけで虫歯にならないの?

フッ素塗布さえしていれば虫歯にならないということではありません。虫歯ができるのは、さまざまな原因があります。

・歯並びが正しくならんでいない事による清掃不良
・お口の中のバイキンの種類や量
・唾液の質や量
・飲食の頻度や内容
・細菌のすみかであるプラークの量
・過去の虫歯の数

歯並び、生活習慣やおうちでの歯磨きの状況によっても左右されます。フッ素を塗っているからといって歯磨きを怠ってしまったり、油断して甘いものを食べるようになってしまうと、逆効果です。また、フッ素の過剰な摂取は急性中毒を引き起こす場合があります。正しい使い方で、適度な量と回数を守りましょう。

「シーラント」で虫歯予防

シーラント
歯の溝をコーティングすることでムシ歯になりにくくする予防的な処置のことです。生えたて直後の歯は弱く、溝が複雑で汚れが溜まりやすくむし歯になりやすいため、生えたて直後の歯や深い溝のある歯に行います。大切な歯を守るためにも予防処置は早めに行うのがおすすめです。
また、溝を埋めるだけなので噛み合わせに変化も見られません。毎日の歯磨きがしやすくなるのもメリットです。

 

「シーラント」の手順

シーラント
ラバーダム防湿を行い、歯をきれいにお掃除します。シーラント剤が外れないように薬剤で前処理を行い、シーラント剤を溝に流し込み光で固めて終了です。
材料は白または透明で目立ちにくいので、見た目への影響はほとんどありません。